高齢者講習の夜間視力と眼科疾患
2017年08月31日 掲載
以前と比べて夜に見にくいと思うことはありませんか?通常の視力検査では1.0でていても夜間見にくい場合、目の奥の網膜や視神経の機能が低下している場合があります。夜間の見え方を評価する方法として、夜間視力計という検査機器があります。この検査は運転免許の高齢者講習の適性検査としても実施されております。春日井本院には夜間視力計 AS-14 があり、夜間視力検査が可能です。
この検査は光で一定時間目を明るい状態にならした後(明順応といいます)に暗くなり、薄明るい視力の指標が見えるようになるまでの回復時間を測定する検査です。イメージとしては明るい道を運転していて、急にトンネルなど暗いところに入った際に視力がどれくらいの時間で回復するかを想定していると思われます。夜間視力は年齢とともに低下することが知られており、眼科的な疾患でも低下する場合があります。これまでに、中心性漿液性網脈絡膜症、緑内障、糖尿病網膜症、緑内障、視神経炎などさまざまな目の疾患で低下することが報告されています。
当院では春日井本院において、夜間視力検査が可能です。夜の運転に不安を感じ始めた方や、高齢者講習の前に夜間視力の検査を希望される方は平田眼科春日井本院にてご相談ください。