スポットビジョンスクリーナー
2016年04月13日 掲載
子どもの視力は生まれた時から発育し続けて、両眼で見る力や遠近感・立体感覚その他様々な視機能まで完成するのは10歳前後と言われます。斜視があったり、両眼の視力に大きな差があると、片方の目が弱視になったり、様々な視機能が十分に発育出来なくなってしまいます。出来るだけ早期に3歳位までに発見して治療すれば、効果も上がり易いと言われます。しかし特に3歳未満の幼児の目の度数検査や眼位検査は大変な困難が伴います。
最近それに対処する為のスポットビジョンスクリーナーという新しい器械が開発されましたので、春日井本院および小牧平田眼科に導入いたしました。まだ目の検査が難しい乳幼児の検査を短時間に行うことが出来ます。これを用いた検査で早期に遠視、近視、乱視、不同視や斜視を発見し治療する事によって、将来弱視になることを予防したり、いろいろな視機能の発育を助けることが期待出来るようになりました。